見出し画像

エクセルの使い方(導入編)|【連載】ChatGPTが税理士のパートナーになる未来(第2回)

『税務弘報』2023年8月号掲載の特別インタビュー「ChatGPTが税理士のパートナーになる未来—過渡期にあるAIと税務の関係を聞く」では、税理士の業務に対するAIの活用方法や、将来的な共存体制について、積極的なAI活用を試みている税理士の山田典正先生に伺いました。
本記事では、本誌には盛り込むことができなかったChatGPTの使用例より、「エクセルの使い方」をご紹介します。(編集部)


山田典正先生(以下、山田):
エクセルの使い方について、これから色々と質問をしますので、教えてください。

ChatGPT:
はい、Excelの使い方についてお手伝いできます。どのような質問がありますか?

山田:
エクセルで3時間27分の表記で分だけを10進法に直したいです。どうしたらよいですか? 参照元のセルをG10として関数を作成してください。

ChatGPT:
分だけを10進法に直すためには、以下の手順に従ってください。

  1. まず、セルに時間を表す値を入力します。例えば、G10セルに「3:27」と入力します。

  2. 次に、分を10進法に変換するために、以下の数式を入力します。

=MINUTE(G10)/60

この数式は、G10セルの分を取得し、それを60で除算して10進法に変換します。

  1. 入力した数式を実行すると、結果として0.450000000000000と表示されるかもしれませんが、表示形式を変更して小数点以下の桁数を制御できます。

  2. 小数点以下の桁数を制御するには、セルの書式設定を変更します。選択したセルを右クリックし、"書式設定"を選択します。

  3. 書式設定ダイアログボックスが表示されたら、「数値」タブを選択し、「小数点以下の桁数」を適切な桁数に設定します。例えば、2桁に設定すると、0.45と表示されます。

これで、3時間27分を10進法で表すための分だけの値が得られます。

山田:
そうではなく、3時間もそのまま数字として残す形で表記したいです。関数を教えてください。

ChatGPT:
申し訳ありません、誤解がありました。3時間27分を数字として残すためには、以下の関数を使用します。

=HOUR(G10) + MINUTE(G10)/60

これは、G10セルの時間を取得し、それを60で除算して分を10進法に変換し、それを時間と合計します。

例えば、G10セルに「3:27」という値がある場合、上記の関数を使用すると、結果は3.45と表示されます。

この関数を使用することで、時間と分を合わせた10進数の値を得ることができます。

山田:
A1に20230702と表記されています。 これは2023年7月2日を表しています。 これを日付表記するための関数を教えてください。

ChatGPT:
A1セルに「20230702」と表記されている場合、それを日付表記に変換するためには、以下の手順を実行します。

  1. 別のセル(例えばB1セル)に、以下の数式を入力します。

=DATE(LEFT(A1,4), MID(A1,5,2), RIGHT(A1,2))

この数式は、LEFT関数、MID関数、RIGHT関数を使用して、A1セルの文字列を年、月、日に分割しています。

  1. 入力した数式を実行すると、B1セルに日付が表示されます。たとえば、「2023/07/02」と表示されるはずです。

この方法で、A1セルに表記されている数値を日付として正しく表示することができます。


次回は、エクセルの使い方(税務応用編)をお届けします。


著者紹介

山田 典正(やまだ・のりまさ)
アンパサンド税理士法人 代表社員
税理士
大手税理士法人での経験を経て、2015年1月に独立開業。現在はアンパサンド税理士法人の代表を務める。
中小同族会社の税務相談・経営周り全般の相談から大手上場企業の税務相談まで幅広い分野で活躍。
事業承継、組織再編、連結納税、国際税務、事業計画策定、補助金・融資の支援と広範囲にわたる業務実績を有する。

バックナンバー

第1回 事務所行動指針の壁打ち


〈『税務弘報』のご案内〉 

月刊誌『税務弘報』では、最新の税務問題をいち早く解説し、周辺知識を取り込んだ幅広い構成で解説しています。
バックナンバー定期購読もご用意。ぜひご活用ください!


#中央経済社 #話題のテーマ #税務弘報 #税務 #税法 #会計 #税理士 #会計士
#AI #ChatGPT #プロンプト #エクセル #仕事 #AIとやってみた  

この記事が参加している募集