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交通事故後遺障害の等級認定実務を徹底解説! |『申請事例からみる交通事故後遺障害の等級認定』

■“後遺障害”とは?

警察庁発表によれば、令和2年に発生した交通事故発生件数は30万9,178件、負傷者数は36万9,476人。このうち一定数は、一生涯、事故による負傷、いわゆる“後遺症” を抱えた状態での生活を余儀なくされます。交通事故損害賠償の実務上、後遺症は“後遺障害”として認定されることで初めて意味を持ち、これにより、後遺症に対する損害賠償を請求できるようになるのです。
しかしながら、神経症状などの目に見えない後遺症の場合、後遺障害が認定されるための立証が難しいケースも珍しくはありません。実際の症状に見合った認定を受けて、適正な損害賠償金を獲得するためには、実務経験によって得た専門知識と経験が必要といえます。

■交通事故対応のプロフェッショナルが、実例をもとに徹底解説

本書では、交通事故事件の処理実績2万件以上(2020年4月時点)を誇る法律事務所が、手続の方法から部位ごとの留意点まで、後遺障害等級認定の実務についてわかりやすく解説しています。さらに、過去の認定書・認定結果を示しながら実際の事例を検証し、「認定」「非該当」の分水嶺を探っています。

■検査方法についてもこの1冊でカバー

後遺障害の立証のために必要な検査方法は、部位ごとに細かく分かれています。聴覚に障害が出ればオージオグラムを提出し、膝が曲がらなければその角度を測定しなければならず,認定実務を行うには検査方法の特性を理解している必要があります。本書では、あまり解説されることのない検査方法についても説明しており、立証の理解を深めるのに役立ちます。

アディーレ法律事務所 編
交通事故事案の処理実績2万件超を誇る法律事務所が、手続から部位ごとの留意点まで、実務の勘所を解説。後遺障害認定書・認定結果をもとに、認定・非該当事案の分水嶺を探る。