【会計】ISSB最終基準の公表は越年へ─SSBJ
去る10月6日、SSBJは第3回サステナビリティ基準委員会を開催した。今回は、9月に開催されたISSBボード会議において暫定的に決定された事項について、審議された。
■S1・S2基準案の再審議計画
次のトピックが再審議される。
■スケーラビリティ
公開草案の適用に関して、「世界中の企業の能力および準備状況の違いを考慮すべき」との意見が多数寄せられたことを受け、ISSBは、企業における基準適用を支援するため、新たな概念として「スケーラビリティ」を提示した。今回、暫定的に決定された事項は次のとおり。
■今後の予定
ISSBは、2022年末頃までに、両基準案に対するフィードバックに関する議論を完了させ、2023年の可能な限り早い時期に最終基準を公表する予定。また、2023年の早い時期にISSBの将来の優先事項に関する協議を実施予定であることを示した。
なお、SSBJによる国内基準の開発スケジュールについて事務局は、「ディスクロージャーWGで法律上の枠組みが審議される予定。これを踏まえたうえでの議論になる」とした。
また、SSBJにおける日本基準の開発に関する運営方針案についても議論された。近く一般に公表される予定。
〈旬刊『経理情報』電子版のご案内〉
本記事は、旬刊誌『経理情報』に掲載している「情報ダイジェスト」より抜粋しています。
『経理情報』は、会社実務に役立つ、経理・税務・金融・証券・法務のニュースと解説を10日ごとにお届けする専門情報誌です。タイムリーに新制度・実務問題をズバリわかりやすく解説しています。定期購読はこちらから。
電子版(PDF)の閲覧・検索サービスもご用意!詳細はこちらから。