予算ってなに? ノルマ? 自分の裁量で使えるお金?|#ビジネスパーソンの教養
こんにちは! 中央経済社note編集部会計学術書担当です。
新社会人のみなさん、「予算」ってなにかご存じでしょうか。仕事上の「予算」は、学生時代の「今度の旅行の予算いくら?」とか「飲み会の予算3,000円ね」みたいな使い方とは、少し違うんですよね。今回は、その「予算」に詳しくなるためのヒントをご紹介します♪
なんで予算を達成しないといけないの?
「なんでこの予算を達成しないといけないのだろう…」とか、「予算管理ってそもそも必要なの?」、「もっと効率的な予算の作り方がある気がするのだけれど」といった素朴な疑問を抱く方も多いかもしれません。
その疑問を解消するための近道は、予算管理・予算編成・組織にとっての予算の役割などを知ることです。
そこで、ご紹介したい書籍がこちらです。
「予算管理のはなし」を知ろう!
本書『実践Q&A 予算管理のはなし』は、「予算」にかんするQ&A形式のガイドブックです。
5章で構成されていて、第1章で「予算管理の基本」、第2章で「予算編成のポイント」、第3章で「予算による組織マネジメント」、第4章で「近年の新しいマネジメント手法」、第5章で「注目のKPIマネジメント」にかんする解説をしています。
基本から最新の手法まで収録されているため、本書をひととおり読むことで、予算管理の全体像が把握できるような構成になっていることも特徴の1つです。
基本的に、各項目を見開き2ページで完結するように解説しています。あまり長く説明していても、どこが重要なのかわかりにくい場合もありますからね。
また、図表も数多く用いて、視覚的にわかりやすく解説しているのもポイントです。
新入社員にも読みやすいガイドブック
「難しそう」と思うかもしれませんが、実は本書は初学者にも読みやすいように作っています。以前、本書の著者に『不況を勝ち抜く予算管理ガイドブック』という本を執筆してもらいました。この本は今でも売れ続けているロングセラーなのですが、刊行から10年が経過して新しい予算管理手法が登場してきたことや、もっとベーシックなところを(それこそ新入社員にも!)わかりやすく解説してほしいと企画したのが、本書です。
日々の業務で感じる素朴な疑問に、真正面から答えています。
現場でよく聞かれる疑問が「Q」として設定され、1つひとつ丁寧に回答がなされているので、例えば本書をデスクに置いておけば、業務中、予算にかんしてわからないことが出てくるたびにチェックして、解決することができます。
このように、仕事で疑問に感じたことを1つずつ解決していくことにも使えますし、通読することで予算管理全体を俯瞰(ふかん)することができるため、必要に応じて読み方を変えることができる点もオススメです。
予算は「ノルマ」ではなく「目標」と考えよう!
この本を読めば、予算への理解が深まって、先輩や上司に「なんで新人なのにそんなこと知っているの?」とか、「その予算のやり方、自分も気になっていたんだよね」とか、一目置かれる仕事ぶりが発揮できることでしょう!
ちなみに予算は「ノルマ」ではなく「目標」と考えると、ポジティブに捉えられて良いみたいですよ。
新社会人のみなさんも、仕事で自分の「目標」が達成できるといいですね。
応援しています!