事務所行動指針の壁打ち|【連載】ChatGPTが税理士のパートナーになる未来(第1回)
『税務弘報』2023年8月号掲載の特別インタビュー「ChatGPTが税理士のパートナーになる未来—過渡期にあるAIと税務の関係を聞く」では、税理士の業務に対するAIの活用方法や、将来的な共存体制について、積極的なAI活用を試みている税理士の山田典正先生に伺いました。
本記事では、本誌には盛り込むことができなかったChatGPTの使用例より、「事務所行動指針の壁打ち」をご紹介します。(編集部)
ChatGPT:
了解しました。それでは、あなたが当社で定義する10の責任について、それぞれの説明をお聞かせください。
ChatGPT:
当然ですが、"聴く責任"というのは非常に重要な部分で、顧客やチームメンバーとのコミュニケーションにおいて必要な要素です。以下にその行動例を20箇条書きで上げます。
会話中に相手を遮らない。
オープンエンドの質問を使用して、詳しい情報を引き出す。
電話やミーティングでノートを取る。
会話の合間に頷き、目を合わせる等、相手に聞いていることを示す。
相手が自分の話を終えるまで待つ。
感情的になる代わりに、論理的に話を進める。
会話中、自身の意見を押し付けない。
話題が変わったときでも、一貫した関心を示す。
ディープな理解を示すため、相手の話したことを自分の言葉で要約する。
相手の立場や視点を理解しようと努力する。
非言語的な手がかり(表情や声のトーンなど)にも注意を払う。
他の作業をしている間にも、全注意力を相手に向ける。
予備知識や偏見を一旦脇に置いて話を聞く。
意見を述べる前に、相手の視点を尊重する。
フィードバックを求め、自分の理解が正しいか確認する。
相手の気持ちや立場を推測せず、直接聞く。
自分が理解できない点や疑問点があれば、積極的に質問する。
他人の話に耳を傾け、自分自身の学びにつなげる。
納得いかない点があっても、先に相手を尊重し、その上で自分の意見を述べる。
相手が話すことで得た情報を活用して、解決策やアイデアを考える。
これらの行動は、聴くことの重要性を理解し、相手の視点を尊重するためのものです。
今回は、アンパサンド税理士法人で掲げられる「10の責任」のうち「聴く責任」について、ChatGPTと壁打ちする様子をご紹介しました。
次回は、エクセルの使い方をChatGPTに説明させる様子をご紹介します。
著者紹介
山田 典正(やまだ・のりまさ)
アンパサンド税理士法人 代表社員
税理士
大手税理士法人での経験を経て、2015年1月に独立開業。現在はアンパサンド税理士法人の代表を務める。
中小同族会社の税務相談・経営周り全般の相談から大手上場企業の税務相談まで幅広い分野で活躍。
事業承継、組織再編、連結納税、国際税務、事業計画策定、補助金・融資の支援と広範囲にわたる業務実績を有する。
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