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コンビニアルバイトから学ぶ|【連載】アルバイトから学ぶ仕事入門 第2回

こんにちは。中央経済社note編集部です。学生のみなさんがキャリアパスを描くときにきっと役立つ書籍『アルバイトから学ぶ仕事入門 第2版』。執筆代表の佐野薫先生によるnote連載です。第1回はこちら

(イラスト:陶山あんこ)

さて、前回は『アルバイトから学ぶ仕事入門 第2版』の使い方および1章を紹介しました。
今回は、2章~3章を紹介します。

コンビニのアルバイトを通してイメージしてみよう

本書は大きく5部に分類していて、2章~3章は第Ⅰ部に該当します。2章~3章を読んだときに、アルバイトとはどんな存在なのか、アルバイトにはどんな仕事があるのか、ということをコンビニのアルバイトを通してイメージしてほしいと考えています。
本書でコンビニを取り扱った理由は、皆さんの身近にありイメージしやすい仕事だと考えたからです。

さて、コンビニの仕事は、①レジ打ち、②調理、③品出し、④陳列、⑤発注、5つが主な仕事といえるでしょう(もちろん細かい仕事はありますが、主な仕事といえば、①~⑤だと考えています)。

ではなぜ①~⑤が主な仕事といえるのでしょうか?
それは、コンビニを利用する行動を考えてみると、消費者から“利便性”が求められているからです。そしてその背景と、①~⑤の仕事は、密接に結びついています。

コンビニを利用するのは、どんな時?

皆さんも、どんな時にコンビニを利用するか考えてみてください。
コンビニは、スーパーと比べると、商品の価格は高く設定されています。それでも利用するのは、「いつでも店舗が開いているから」、「近くにあって行きやすいから」だと思います。

ただし、いつでも店舗を開けておくためにも、コンビニはお客さんが来てくれないと困ります。
そのためにコンビニは、「品揃え」 を重視しているのです。
では、「品揃え」を豊富にするためにどんな工夫をしているのでしょうか?

キーワードは「◯◯損失」

キーワードになるのは、「機会損失」・「在庫損失」です。
また、「流通」の役割も見逃せません。詳しくは、本書の2章~3章をご覧ください。

【講義動画】

今回取り上げた範囲をまとめた動画を公開しています。本書の2章~3章を読んだ後に、確認してみると、さらに理解が深まると思います。

身近なアルバイト先のしくみ

アルバイトから見る流通

今回はここまでです。では、次回のnoteもよろしくお願いいたします。


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中央経済社 『アルバイトから学ぶ仕事入門』担当 宛
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著者略歴

佐野 薫(さの・かおる)
大阪学院大学経済学部准教授
研究活動の傍ら、就職活動で苦労した一人として「大学生が大学でどんなことを学んで欲しいか」を考えています。そして私の伝えることが「数ある選択肢のひとつとして、役立ってほしい」と思いながら、大学で教壇に立っています。

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