#経理で生成AI使ってみた M&A投資で多額の減損、改善策は?/【特集】経理の生成AI入門
小野 晃(Shine Capital代表,公認会計士・米国公認会計士(ニューヨーク州))
(注) 本記事は,中央経済社発行の月刊誌『企業会計』2023年11月号掲載の特集「経理の生成AI入門」をnoteの有料記事として販売するものです。
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ChatGPT,Bard,Bing Chatといった生成AIが世間で話題となっている。すでに業務に活用している会社がある一方,セキュリティ等のガバナンスのハードルを理由に敬遠している会社もある。ビジネスの世界では,新しい技術を早い段階で身につけ,状況の変化に適応できる人間・企業が有利に物事を進める傾向があるなかで,新しい技術を避けるのは困りものである。そこで,まだ生成AIに触れたことがない方や生成AIを使って何ができるかイメージがついていない方のために,具体的なシチュエーションをもとに現状のAIがどこまでできるのか,経理部が直面する業務を例に示したい。テーマは,企業の成長戦略の重要な柱にもなり,会計上も重要度が高くなることが多いM&A投資とし,次のようなケースを想定した。