【会計】審議テーマと開示基準範囲、検討進む─SSBJ
去る1月18日、SSBJは第7回サステナビリティ基準委員会を開催した。
主な審議事項は次のとおり。
■SSBJの審議テーマ
事務局は、次の項目をSSBJの審議テーマとすることを提案した。
委員からは、「まさにISSBで検討が進むところ、早急に検討開始する必要がある」と、賛同の意見が聞かれた。今後、このテーマに沿って審議を進めていく。
SSBJが開発するサステナビリティ開示基準の範囲
前項を踏まえ、より具体的な範囲について審議がなされた。
⑴規範性
事務局は、ISSBが規範性があるものと位置づけたマテリアルを、開発する日本基準の範囲に含めることを考えている。
⑵目標とする日本基準の公表時期
仮にISSBが確定した基準を2023年6月末までに公表した場合、事務局は、S1基準およびS2基準を踏まえた日本基準の公表時期は、次を目標とすることを考えている。
⑶事務局提案
事務局は、前記⑴、⑵を踏まえ、規範性および目標とする日本基準の公表時期を考慮し、S1基準およびS2基準ならびに付属するガイダンス等のマテリアルを次の3つに分類した。
そのうえで、SSBJが開発する日本基準の範囲を①とすることを提案した。
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委員からは、「日本基準の範囲については賛同するものの、産業別基準等をリファーしつつ日本版基準を作成すべき」、「方針には賛同する一方、規範性のない文書であってもISSB基準の要請に対応するうえで必要性の高い指針等は検討していく必要があるのでは」、「基準に沿った開示のタイミングも記載してほしい」等、さまざまな意見が聞かれた。
事務局は、「大きな方向性はおおむね理解いただけた認識。表現等を見直していく」とした。
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