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論理と実践で働き方を学ぶ|【連載】アルバイトから学ぶ仕事入門 第1回

こんにちは。中央経済社note編集部です。学生のみなさんがキャリアパスを描くときにきっと役立つ書籍『アルバイトから学ぶ仕事入門 第2版』。執筆代表の佐野薫先生によるnote連載がスタートしました。

(イラスト:陶山あんこ)

アルバイトから学ぶ仕事入門』は、アルバイトからの目線で働くことや会社・社会を眺め、自分に適したスキルのてがかりを見つけてほしいという思いで、まとめたテキストです。2022年4月に第2版を刊行しました。

本連載では、書籍内容はもちろん、講義動画をご紹介していきます。本書を読んだみなさんが内容を確認するときや、高校・大学の授業等でも活用してもらえればと考えております。

『アルバイトから学ぶ仕事入門 第2版』の使い方

さて、1回目は『アルバイトから学ぶ仕事入門 第2版』の使い方および1章を紹介します。本書は大きく5部に分類しています。

第Ⅰ部では、アルバイトから見る仕事としくみを扱っています。第Ⅰ部で仕事に関するイメージをつけてもらいたいと考えています。

第Ⅱ部では、アルバイトから見る自分の稼ぎを扱っています。第Ⅱ部では仕事をすればもらえる稼ぎ(賃金)について、稼ぎはどのように決まっているのか?稼いだお金から税金(所得税)はどれぐらい徴収されるのか、などを考えてもらいたいと思っています。

第Ⅲ部では、アルバイトから見る企業の姿を扱っています。稼ぎは世の中の状況(市場)で決まる部分もありますが、企業の成績の良し悪しでも決まります。そこで企業の成績の見方を扱い、就職活動などで役立ててもらいたいと思っています。

第Ⅳ部では、アルバイトから見る人間関係を扱っています。仕事をすると働く意欲や人間関係に悩まされる可能性があります。そこでどんなことに悩まされるのか、どんなことをやってみたらよいのかなどを説明しています。

第Ⅴ部では、アルバイトを通して描く自分の姿を扱っています。アルバイトから正社員を目指す人がどんなことを意識すれば良いのか、将来を考える際にどうすればよいのか、について考え行動してもらいたいと思っています。
なお第Ⅰ部から第Ⅴ部まで、それぞれ「はじめに」と「おわりに」を付けました。各部のイメージをつかむために役立ててください。

学習の手引

興味ある箇所から読み始めてもよいように、下図のような「学習の手引」というものを作成しました。

目次の見取り図

社会で働くためには自分の持っている能力(スキル)を発揮することが求められます。そのためには、私たちは学習(論理的に学ぶ)とアルバイト(実践的に学ぶ)の2つを通じて自分の能力を高めることが必要だと考えています。本書を読んでそのきっかけにしていただけたら嬉しいです。

【講義動画】アルバイトとは

最後に、今回取り上げた範囲をまとめた動画を公開しています。読んだ後に、確認してみると、さらに理解が深まると思います。

今回はここまでです。では、次回のnoteもよろしくお願いいたします。


【教員向け】講義用資料のダウンロードはこちらから

教員・講師向けの講義用スライドと、配付資料(受講生記入用)を配布しています(クリックでダウンロード)。
なお、本データは、本書を教科書として採用いただいている教員・講師向けのものとなります。そのため、圧縮ファイルを解凍するためには、パスワードの入力が必要です。
本データをお使いになりたい場合は、お手数ですが、ご氏名とご所属、ご連絡先電話番号を明記のうえ、以下のアドレスまでご連絡ください。確認次第、パスワードを発行させていただきます。

中央経済社 『アルバイトから学ぶ仕事入門』担当 宛
info@chuokeizai.co.jp

著者略歴

佐野 薫(さの・かおる)
大阪学院大学経済学部准教授
研究活動の傍ら、就職活動で苦労した一人として「大学生が大学でどんなことを学んで欲しいか」を考えています。そして私の伝えることが「数ある選択肢のひとつとして、役立ってほしい」と思いながら、大学で教壇に立っています。


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